動物を飼うには、責任感が大事です。
今、日本では猫を飼う人が激増している。
2015年の猫ブームの経済効果は2兆3000億円!!
周りを見れば、それもうなずける。
書店には猫関連の本や雑誌が並び、TVCMやドラマ、ゲーム、アプリなどにも登場し、グッズもよく売れている。
香川県の男木島、愛媛県の青島、福岡県の相島などは猫の島として取り上げられ、観光客が増えている。
2017年には猫の飼育数が犬の飼育数を初めて上回ったみたいだ。
猫は犬のように散歩に行く必要もなく、手間がかからないことや、吠えたりしないため室内で飼いやすいことが人気だ。
飼育費用も犬に比べて安く、一人暮らしや共働き、高齢者でも飼いやすい。
しかし、猫ブームもいいことばかりではないようだ。
飼い猫が捨てられて野生化し、ノネコになるケースが増えている。
そしてノネコによる他の生物への影響が心配されている。
北海道の天売島、東京都の小笠原諸島、鹿児島県の奄美大島・徳之島、沖縄県のやんばる地域などで、ノネコによる希少種の捕食が問題になっている。
海外でも同じようなことが起きていて、ニュージーランドのスティブン島に生息していたスティーブンイワサザイという鳥は、1890年に島に持ち込まれた猫により絶滅したと考えられている。
解決するには駆除が一番効果的だが、在来種を守るためとはいえ、ノネコの駆除には強い反対意見もある。
結局同じ1つの命なので、数が少ないから守るとか、多いから駆除とかは考えれば考えるほど難しい。
だからと言って、絶滅寸前の在来種を見捨てるのもどうなのか。
そもそも原因は、人間の無責任な行為から始まっているので、飼い始めたら最後まで責任をもって可愛がってあげるべきです。
自分が可愛がっていたネコが捨てた後に駆除されるって悲しいですよね。
ネコに限らず、これから動物を飼おうと思っている人は、こういう問題があることを知っておいてくださいね。