【地球上の食を守る】
ノルウェー領スバールバル諸島最大の島、スピッツベルゲン島には世界中の種子バンクに貯蔵される種子の予備サンプルが保管されているスバールバル世界種子貯蔵庫がある。
これは気候変動などで農作物が絶滅するのを防ぐためにある。
どこかで作物が消滅しても、ここに保管されている種子を使って復活させることができるのだ。
この貯蔵庫は永久凍土に覆われた離島の山肌をくりぬいて造られており、冷却系統が故障しても氷点下の低温が維持できるため期待されている。
2015年にはシリアの乾燥地帯に適した小麦や大麦などの種子が提供された。
地球温暖化が進み環境が変わると、これまで作っていた作物が育たなくなり、別の作物を作るといったことが必要になるかもしれない。
その土地その環境にあった作物を作るためには、このような種子バンクは非常に大切な役割を果たす気がします。
