先日のブログで、経口補水液は熱中症予防に飲むものではなく、熱中症になった時に飲むものだと書きました。
今回は経口補水液をもう少し詳しく解説しようと思います。
【経口補水液は治療薬】
経口補水液は水に塩分や糖分がバランスよく配合されていて、失った体液を効率よく補うことができる 治療のための飲み物 です。
大事なのは、予防のためではなく治療のために飲むということです。
熱中症や脱水症、その他、食欲が落ちるなどの体調不良(夏バテ気味)などの時に飲みましょう。
そして飲むときに気を付けることは、経口補水液を「治療薬」として考えることです。
健康な人が飲みすぎると、高血圧や心不全になる危険性があり、商品の注意書きにも 「医師、薬剤師、看護師、栄養士の指導に従ってお飲みください」 と表記されています。
飲む量も目安があり、大人で1日に500~1000㎖となっています。
予防には、水や麦茶、運動時にはスポーツドリンクがオススメです。
普段から熱中症予防にスポーツドリンクを飲まれる方もいると思いますが、糖分が多いので飲みすぎに注意しましょう。
もし自宅で、誰かが熱中症になり体調が悪くなったときは、応急で経口補水液を作ることもできるので、参考にしてみてください。
経口補水液の作り方
1リットルの水に食塩1~2グラム、砂糖大さじ2~4(20~40グラム)を混ぜるだけ!!
レモン果汁やハチミツを混ぜると飲みやすくなります。
自作の経口補水液は作り置き厳禁なので、必要な分だけ作って、すぐに飲んでください。